審美歯科を薦められて

20代の頃から気になっていたすきっ歯。芦屋の歯科医院で話題のホワイトニングをどうにかパッと見ではわからない程度で、写真を撮られても気づかれないレベルではあったし、虫歯があるわけではないので歯医者さんに行くこともなかった。すきっ歯の治療は矯正が一般的ではあるものの、その高額な費用と装着器具の見た目、治療開始直後に感じることが多いといわれる痛みや、丁寧な歯磨きをする必要性など何もかもがネックで、選択肢に入ることはなかった。しかし、その今里の歯医者は口コミの東成区で探すには30代に入り、少しずつ歯の間が広がってきているような気がして、写真を撮るときはいつも口を閉じたまま、誰かと喋るときはあまり口を大きく開けないように意識するようになり、それと同時に、すきっ歯であることが大きなストレスに感じるようになっていた。そんなとき、通学に便利な小児矯正を見つけるなら神戸でも少しはとたまたまネットで見かけたのが、ずっと悩んでいたすきっ歯を保険診療で治してもらえたという体験談。前歯の治療で行った歯医者さんでレジンで埋めてもらえ、すきっ歯解消とのことだった。そこで、歯医者さん嫌いの私も勇気を出し歯医者さんへ。少し虫歯になっていた前歯の治療をお願いするのと同時に、すきっ歯をレジンで埋めてほしいとお願いしたところ、虫歯の治療はするけれどそういうのは審美歯科の領域なので!とバッサリ。あの歯医者は東成区でも今里のどこにしてもてっきり治してもらえると思っていただけに、あまりのショックで気分が悪くなってしまい、すこし休憩してから治療開始。治療終了後、先生からかけられた言葉は、少しだけ大きめにレジンで埋めておきました、だった。東京でも根管治療 が色々な意味で、感情の浮き沈みの激しい30分間だった。