舌の下の同じような場所に、何度も繰り返し口内炎ができてしまう、という悩みを抱えている方もいるかもしれません。一度治っても、またすぐにできてしまう厄介な口内炎。その背景には、単なる体調不良だけでなく、慢性的な原因が潜んでいる可能性があります。繰り返し口内炎ができる最も一般的な原因は、「慢性的な物理的刺激」です。例えば、自分の歯並びに問題があり、特定の歯の先端が尖っていて、舌を動かすたびに無意識のうちに舌の裏側を傷つけているケース。あるいは、合わなくなった入れ歯や被せ物の縁が、常に粘膜に擦れているケースなどです。自分では気づかないうちに、常に同じ場所に小さな傷を作り続けているため、そこが口内炎の「好発部位」となってしまうのです。この場合、根本的な原因である歯の形態や詰め物を歯科医院で調整してもらわない限り、口内炎は何度でも再発します。生活習慣も大きく関わっています。日常的にストレスが多い、睡眠時間が不規則で常に寝不足気味、食生活が乱れがちで栄養バランスが偏っている、といった状態が続くと、体の免疫システムが正常に機能しなくなり、口内炎ができやすい体質になってしまいます。特に、粘膜の健康に不可欠なビタミンB群が慢性的に不足している方は、口内炎を繰り返しやすくなります。また、女性の場合は、ホルモンバランスの乱れも一因とされています。生理前や更年期などに、ホルモンバランスが変化することで、口内炎ができやすくなることがあるのです。対策としては、まず歯科医院を受診し、口の中に慢性的な刺激源がないかチェックしてもらうことが第一です。問題が見つかれば、歯を丸めたり、被せ物を調整したりといった処置で、劇的に改善することがあります。それに加えて、ストレスマネジメント、十分な睡眠、バランスの取れた食事といった、生活習慣の根本的な見直しに取り組むことが、辛い繰り返しから抜け出すための最も確実な道筋となるでしょう。
繰り返す舌の裏の口内炎、その原因と対策