良い対話は良い医療に繋がるサイン
インフォームド-ドコンセントは、単なる形式的な手続きではありません。実は、その場の雰囲気や、医師の対応の仕方から、あなたがこれから受けようとしている医療の質を垣間見ることができる、重要な試金石でもあるのです。では、「良いインフォームドコンセント」とはどのようなものでしょうか。それは、患者であるあなたが「安心して何でも話せる」と感じられる対話の場です。例えば、医師が専門用語を並べ立てて一方的に話し、質問する隙も与えずに「ここにサインしてください」と迫るのは、明らかに悪い例です。これは、患者を対等なパートナーとして見ていない証拠かもしれません。一方で、良い医師は、まず患者が話しやすい雰囲気を作ることから始めます。あなたの目を見て、ゆっくりと分かりやすい言葉を選び、説明の途中でも「ここまでで、何か質問はありますか?」と、あなたの理解度を確認してくれます。あなたの質問に対して、たとえそれがどんなに些細なことであっても、真摯に耳を傾け、丁寧に答えてくれます。治療のメリットだけでなく、デメリットやリスクについても正直に話してくれるでしょう。こうした対話を通じて、あなたが「この先生なら信頼できる」「この病院なら安心して任せられる」と感じることができれば、それは治療への大きな一歩です。インフォームドコンセントは、患者と医療者の信頼関係を築くための最初の、そして最も重要なコミュニケーションです。その対話の質が、これから始まる医療全体の質を映し出す鏡となるのです。