半年前までの私は、口の中にできる口内炎を「いつものこと」として軽く受け流していました。特に舌にできる激痛を伴うものは、月に1度のペースで現れては私を苦しめていましたが、そのたびに市販薬を塗って痛みを誤魔化しながら、相変わらず深夜まで働き、乱れた食生活を続けていたのです。しかしある時、舌の側面にできた巨大な口内炎があまりにも酷く、水さえ飲めない状態が10日以上も続き、ついに仕事に支障をきたして病院へ駆け込むことになりました。医師から告げられたのは、極度の疲労と栄養失調、そして過度なストレスが原因であるという至極当たり前の、しかし当時の私には重すぎる指摘でした。「あなたの舌は、あなたの生き方を映し出す鏡ですよ」という言葉に、私は自分の身体をあまりに粗末に扱ってきたことに気づかされました。それ以来、私は生活を180度変える決意をしました。まず最初に取り組んだのは「睡眠の優先」です。どんなに仕事が残っていても23時にはベッドに入り、最低でも7時間の睡眠を確保するようにしました。次に「食事の改善」で、外食を減らし、小松菜やレバー、納豆といったビタミンB群が豊富な食材を毎日摂るように工夫しました。さらに、歯科医院でマウスピースを作成し、寝ている間の食いしばりから舌を守る対策も始めました。驚いたことに、これらの習慣を始めてから3ヶ月が経過した頃には、あんなに頻繁に私を悩ませていた舌の痛みが全く現れなくなったのです。以前は常にどこかに不快感があり、何となく体が重かったのですが、口内炎が消えるとともに気分も前向きになり、仕事の効率も劇的に向上しました。たかが数ミリの口内炎かもしれませんが、それが無くなるだけでこれほどまでに世界が明るく見えるものかという感動は、今でも忘れられません。今では、もし舌に違和感を覚えたら、それは「頑張りすぎだよ」という身体からの優しいアドバイスだと受け止め、すぐに休息を取るようにしています。自分自身を大切に扱うことが、結果として周囲の人や仕事に対しても良い影響を与えるという大切な教訓を、私は舌の痛みから教わったのです。
舌の口内炎をきっかけに生活を根本から見直した話