私が顎の痛みで病院選びに迷った話。
あれは忘れもしない、ある月曜日の朝でした。いつものように欠伸をしようとした瞬間、右の顎に今まで感じたことのない激痛が走ったのです。まるで何かが外れたかのような感覚で、口が数センチしか開かなくなってしまいました。パニックになりながら、まず頭に浮かんだのは整形外科でした。骨や関節の問題だから、きっとそうなのだろうと。しかし、インターネットで調べてみると、耳鼻咽喉科という選択肢も出てきます。耳のすぐ近くが痛いのだから、それも一理あるかもしれない。情報が多すぎて、かえって混乱してしまいました。とりあえずその日は痛みを我慢しながら仕事へ行きましたが、昼食のおにぎりを食べるのにも一苦労。顎の痛みがいかに日常生活に支障をきたすかを痛感しました。同僚に相談すると、以前同じような症状で歯科に行ったという話を聞き、半信半疑ながらも翌日、近所の歯科医院を予約しました。正直、歯医者さんで顎の痛みが治るのだろうかと不安でした。しかし、歯科医師は私の話をじっくりと聞き、レントゲンを撮ってすぐに顎関節症の可能性が高いと診断してくれたのです。原因は夜間の無意識の食いしばりだろうとのこと。その場でマウスピースの型を取り、筋肉の緊張を和らげるためのマッサージ方法も教えてくれました。あの時、自己判断で整形外科や耳鼻科に行っていたら、診断がつくまでもっと時間がかかっていたかもしれません。自分の体のことなのに、どの専門家を頼ればいいのかわからないという不安は本当につらいものです。私のこの経験が、今まさに顎の痛みで悩んでいる誰かの、病院選びの小さなヒントになればと心から願っています。