すべての歯医者に贈る便利でしかも無料アプリ

医療
  • 舌の裏の口内炎が痛い!その正体と種類

    医療

    舌の裏にできた口内炎。ズキズキとしたその痛みは、他の場所にできる口内炎とは一線を画す、独特の辛さがあります。舌の裏は、常に唾液で潤い、下の歯と接触し、そして会話や食事で絶えず動いているため、一度炎症が起こると、刺激を受けやすく、痛みが強く感じられるのです。この痛みの正体である口内炎には、いくつかの種類があり、その種類によっても痛みの性質や見た目が異なります。私たちが経験する舌の裏の口内炎のほとんどは、「アフタ性口内炎」です。これは、ストレスや疲労、栄養不足などが引き金となり、円形または楕円形の、白っぽい潰瘍(アフタ)ができるものです。潰瘍の中心部は、傷ついた粘膜を保護するフィブリンという白い膜で覆われ、その周りは赤く腫れ上がっているのが特徴です。痛みは、潰瘍ができた初期から数日間がピークで、ヒリヒリ、ズキズキとした鋭い痛みを感じます。特に、塩辛いものや酸っぱいもの、熱いものが触れると、飛び上がるほどの激痛が走ります。次に、歯で噛んでしまったり、硬いものが当たったりしてできるのが、「カタル性口内炎(外傷性潰瘍)」です。これは、物理的な刺激によってできた傷が原因で、アフタ性口内炎のように境界がはっきりしておらず、赤くただれたり、広範囲にわたって粘膜が荒れたりするのが特徴です。傷口が常に歯や食べ物に擦れるため、鈍い痛みが持続します。また、ウイルス感染が原因で、舌の裏に口内炎ができることもあります。代表的なのが「ヘルペス性口内炎」です。これは、単純ヘルペスウイルスの初感染、あるいは再活性化によって起こり、舌の裏を含む口の中の広範囲に、多数の小さな水ぶくれ(小水疱)ができます。この水ぶくれが破れると、びらんや潰瘍となり、強い痛みと高熱を伴うことが多く、特に乳幼児に好発します。稀なケースとして、カンジダというカビの一種が原因の「カンジダ性口内炎」では、白い苔のようなものが付着し、ヒリヒリとした痛みを伴います。このように、舌の裏の痛みの原因は様々です。ほとんどはアフタ性口内炎ですが、もし水ぶくれを伴う、高熱がある、あるいは2週間以上経っても全く治らない、といった場合は、別の病気の可能性も考えられるため、専門医の診察を受けることが重要です。