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前歯抜歯後の痛みと腫れ、ピークと正しい対処法
前歯の抜歯後、多くの人が心配するのが「痛みと腫れ」がどのくらい続くのか、という点です。処置中の痛みは麻酔でコントロールできますが、麻酔が切れた後の痛みや、顔が腫れてしまうことへの不安は大きいものです。抜歯後の経過と、つらい症状を乗り切るための正しい対処法を知っておきましょう。まず「痛み」についてです。抜歯後の痛みは、麻酔が切れてくる術後2〜3時間後から現れ始め、通常は抜歯当日がピークとなります。痛みの強さは個人差がありますが、歯科医院で処方される痛み止め(鎮痛剤)を服用すれば、十分にコントロールできることがほとんどです。大切なのは、痛みが強くなる前に、麻酔が完全に切れる少し前のタイミングで、指示通りに一回目の痛み止めを飲んでおくことです。これにより、痛みのピークをスムーズに乗り越えることができます。痛みは、通常2〜3日でおさまり、長くても一週間以内にはほとんど感じなくなります。次に「腫れ」についてです。腫れは、痛みよりも少し遅れて現れ、抜歯後24時間から48時間後、つまり術後2〜3日目がピークになるのが一般的です。前歯の抜歯は、奥歯に比べて骨が薄いため、腫れは比較的少ない傾向にありますが、それでも多少は腫れるものと考えておきましょう。この腫れを最小限に抑えるために効果的なのが「冷却」です。抜歯当日から翌日にかけて、濡れタオルや冷却シートなどで、患部側の頬を外から冷やしましょう。ただし、氷などで直接、長時間冷やしすぎると血行が悪くなり、かえって治りを遅らせることがあるので、「冷たいと感じて気持ちが良い」程度に、断続的に行うのがポイントです。腫れは、ピークを過ぎると徐々に引いていき、一週間から十日ほどで元の状態に戻ります。もし、一週間以上経っても痛みが強くなる、腫れがひどくなる、といった場合は、傷口が感染している可能性(ドライソケットなど)も考えられるため、我慢せず、すぐに歯科医院に連絡しましょう。