先日、生まれて初めて脳ドックを受けることになりました。予約を済ませ、検査当日が近づくにつれて、ふと頭をよぎったのが十年ほど前に入れた奥歯のインプラントの存在です。「MRIって、強力な磁石だよな。インプラントって金属だけど、大丈夫なんだろうか」。急に心臓がどきどきし始め、インターネットで夢中で検索しました。幸い、ほとんどのインプラントはチタン製で安全だという情報が多く、少しだけ胸をなでおろしました。それでも万全を期すため、翌日、治療を受けた歯科医院に電話で問い合わせてみました。すると、歯科衛生士さんがすぐにカルテを確認してくれ、「〇〇さんのインプラントはチタン製ですので、MRI検査は問題ありませんよ」と、明るい声で答えてくれました。この一言で、私の不安はほとんど解消されました。そして検査当日。受付で渡された問診票の「体内に金属はありますか」の欄に、自信を持って「はい」に丸をつけ、「歯科インプラント(チタン製)」と書き込みました。検査室に呼ばれ、放射線技師の方にも口頭で伝えると、「はい、チタン製ですね。承知しています。全く問題ありませんのでリラックスしてくださいね」と、にこやかに言われました。大きな音がする狭い機械の中は少し緊張しましたが、事前に確認したという安心感があったおかげで、無事に三十分ほどの検査を終えることができました。今回の経験で、わからないことは自己判断せず、専門家にきちんと確認することの大切さを痛感しました。もし同じように不安を感じている方がいたら、まずは歯科医院に一本電話をかけてみることをお勧めします。